ローソク足の見方

ローソク足は、一定期間の値動きを一目で把握できます。ローソク足は、一定期間の始値、高値、安値、終値をローソクの形状で表示します。ローソクの形状は、胴体、上ひげ、下ひげで構成されます。胴体は始値から終値までの距離を四角で表示します。上ひげは高値から胴体までの距離を線で表示します。下ひげは安値から胴体までの距離を線で表示します。始値が終値よりも高いローソク足を陽線と呼びます。逆に始値が終値よりも低いローソク足を陰線と呼びます。ローソク足は一定期間の単位ごとに呼び方が異なります。1月単位は月足、1週単位は週足、1日単位は日足、時間単位は時間足、分単位は分足です。時間足は1時間足、4時間足がよく使われます。分足は30分足、15分足、5分足、1分足がよく使われます。ローソク足は、江戸時代に大阪の堂島の米商人が発明しました。現代ではローソク足の形状だけで売買を判断するのは合理的ではありません。

ドル円の2015年8月9日の週足の4本値とローソク足と、ドル円の2015年8月10日から2015年8月14日までの日足の4本値とローソク足は、下記の通りです。週足の日付は週初めの日です。

この週足のローソク足は、上ひげが長く、胴体が短い陽線です。このことから日足では高値を試したが失敗し、上昇した分は最後にはほとんどなくなったと分かります。8月9日の週足の始値は、8月10日の日足の始値です。8月9日の週足の終値は、8月14日の日足の終値です。8月9日の週足の高値と安値は、8月12日の日足の高値と安値です。同じ日に週足の高値と安値になりました。この日の始値は125.12、終値は124.21で強い売りがあったことが分かります。

ドル円の2015年8月23日の週足の4本値とローソク足と、ドル円の2015年8月24日から2015年8月28日までの日足の4本値とローソク足は、下記の通りです。

この週足のローソク足は、下ひげが長く、胴体が短い陰線です。このことから日足では安値を試したが失敗し、下落した分は最後にはほとんどなくなったと分かります。8月23日の週足の始値は、8月24日の日足の始値です。8月23日の週足の終値は、8月28日の日足の終値です。8月23日の週足の高値と安値は、8月24日の日足の高値と安値です。同じ日に週足の高値と安値になりました。この日の始値は121.86、終値は118.4で強い売りがあったことが分かります。

ドル円の2015年12月27日の週足の4本値とローソク足と、ドル円の2015年12月28日から2015年12月31日までの日足の4本値とローソク足は、下記の通りです。

この週足のローソク足は、ヒゲが短く、胴体がほとんどない十字線です。このことから日足では値動きがほとんどなかったことが分かります。12月27日の週足の始値は、12月28日の日足の始値です。12月27日の週足の終値は、12月31日の日足の終値です。12月27日の週足の高値は、12月30日の日足の高値です。12月27日の週足の安値は、12月31日の日足の安値です。