外国為替市場と各国の取引時間帯

外国為替市場とは何でしょうか?各国の取引時間帯、特徴、FXの取引時間帯も説明します。

外国為替市場とは

外国為替市場は世界中のネットワークから成り、24時間取引が行われています。外国為替市場はインターバンク市場と顧客市場から成ります。

外国為替市場の取引の流れ

インターバンク市場

インターバンク市場は銀行同士が取引する市場です。銀行の間にブローカー(仲介会社)が入ることもあります。為替レートはインターバンク市場で決まります。

顧客市場

顧客市場は銀行と顧客が取引する市場です。銀行はインターバンク市場の為替レートに為替手数料を含めて顧客に提示します。この為替レートを顧客レートといいます。

外国為替市場の各国の時間帯

外国為替市場の1日はオセアニアから始まり、アジア、ヨーロッパを経由して、アメリカで終わります。外国為替市場の時間帯は、各国の取引参加者の取引が多い時間帯に応じて名前が変わります。大きく分けると東京外国為替市場、ロンドン外国為替市場、ニューヨーク外国為替市場です。各国の取引の多い時間帯は明確ではありませんが、各国の証券取引所の取引時間帯で区分すれば分かりやすいです。各国の証券取引所の取引時間帯は下記の通りです。外国為替市場の名前が違っても、各国の取引参加者は24時間取引できます。

各国の証券取引所の立会時間
サマータイムの各国の証券取引所の立会時間
各国のサマータイムの時間帯
国名 開始時間 終了時間
アメリカ、カナダ 3月第2日曜日 11月第1日曜日
ヨーロッパ 3月最終日曜日 10月最終日曜日
メキシコ 4月第1日曜日 10月最終日曜日
ニュージーランド 9月最終日曜日 4月第1日曜日
オーストラリア 10月第1日曜日 4月第1日曜日

時間帯別の為替取引の特徴

為替は時間帯により動き方に特徴があります。オセアニア、アジア、ヨーロッパ、アメリカの時間帯の特徴は以下の通りです。時間は日本時間です。サマータイムの時は1時間早くなります。

オセアニアの時間帯

アジアの時間帯までアメリカの時間帯の為替の動きを追随しやすいです。アジアの時間帯までは取引量が少ないので、ボラティリティが高くなりやすく注意が必要です。週明けの月曜日は、休日の間に起きたニュースで大きく動くこともあります。経済指標はニュージーランドは早朝、オーストラリアは朝から昼にかけて発表されます。

アジアの時間帯

オセアニアの時間帯と重なります。午前9時前に日本の経済指標が発表されます。銀行はドルが不足している場合、仲値の決定時間までにドルを買う動きがでます。仲値は午前10時に発表されます。仲値の決定後には輸出入企業、機関投資家、公共機関の為替取引で動くことがあります。ドル円、クロス円、オセアニア通貨以外の通貨ペアはあまり動きません。経済指標は日本は朝から昼にかけて発表されます。

ヨーロッパの時間帯

午後4時頃からドル、ユーロ、ポンドを中心に動きます。欧米のトレーダーは、積極的に為替差益を狙ってトレードします。欧米の仲値はロンドンフィックスと呼ばれ、午前1時に発表されます。ロンドンフィックスの前後の時間帯では、為替が大きく動くことがあります。経済指標は夕方から夜にかけて発表されます。

アメリカの時間帯

ヨーロッパの時間帯と重なります。そのため、1日の中で最も為替取引が多い時間帯です。午後10時頃から為替取引が活発になります。午前5時から午前7時は為替取引が少ないです。夜から深夜にかけて経済指標が発表されます。

FXの取引時間帯

ほとんどのFX会社の取引時間帯は、月曜日の午前7時から土曜日の午前7時までです。ニューヨークのサマータイムの場合、月曜日の午前6時から土曜日の午前6時までです。FX会社はニューヨーク市場が閉まる時間の前後にメンテナンスをするので、その時間帯は取引できません。メンテナンスの時間帯はFX会社により異なります。
取引時間帯が月曜日の午前4時からであるFX会社は、サクソバンク証券です。オーストラリアのサマータイムの場合、月曜日の午前3時からです。