FXでドルコスト平均法をおすすめしない理由

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法は、金融商品を定期的に定額で買う方法です。ドルコスト平均法は簡単にできますが勝てる保証はありません。ドルコスト平均法は仲介手数料を取ることを目的とする金融機関のセールストークです。ドルコスト平均法のメリットとして為替リスクの平準化がよく次のように説明されます。「為替は短期的に大きく変動しますが、長期的には大きく変動しません。だから、長い目でコツコツと買うことで為替変動リスクが平準化されます。」

為替が短期的に大きく変動するということは、為替が短期的に大きく割安になる時があることを意味します。為替が大きく割安の時だけに買えばドルコスト平均法で買う必要はありません。

通貨ペアによっては為替は長期的に大きく変動します。特にインフレ率が高く、外貨を稼ぐ力が弱い通貨は長期的に下落します。高金利通貨にこのような特徴があることが多く、ドルコスト平均法はおすすめしません。

おすすめの為替の購入方法は為替の水準を見て割安な時に買うことです。為替の割安の判断は、過去に大きく下落した後に反発していったパターンを分析します。一発狙いで底の価格を予想するのではなく、割安だと判断した価格帯で分散して買うとよいです。割安な価格帯の時だけに買う、または割安な価格帯で多めに買えば、為替差損になる確率を減らせ、為替差益も得られます。チャート分析などで為替が割安かどうかを判断する力を磨くことをおすすめします。